ユニコーン時代からレコーディングでお世話になっていたエンジニアの宮島哲博(独身)さんがHit&Runの所属になりました。奥田君やPuffyを初め、GRAPEVINEなど数多くのレコーディングに携わっている宮島さんに音に関する質問をお待ちしています。
「デモテープを録りたいのだがコツは?」「○○のあの曲はどうやって録音したの?」「家のオーディオの音を何とかしたい!」など、簡単な問題からマニアックな問題まで何でもOK!これは教えてあげなくてはっ!というものをお答えしていただきます。質問の内容、お名前を入れたメールをこちらまでお送り下さい。同時に宮ちゃんの合コン相手も募集します。簡単なプロフィールと写真を送って下さい。(メールで!)
※宮ちゃんの写真が見たい方は「デジカメ隊が行く!」のPuffy香港ライブの中にありますので
そちら
をどうぞ
reimyさん
初めまして。ぜひ教えて下さい。
前から気になるのですが、アーティストがレコーディングするときに
マイクの前に黒い輪が付いていて、そこを通して声を録音している
みたいですが、あの黒い輪はなんの役割をするものでしょうか?
歌い手のツバキが、大切なマイクに飛ばないように防護するためでしょうか。
こんなことインターネットで調べてもさすがに解りませんでした。
もしご存じでしたら教えて下さい。よろしくお願いします。
ハイ!お答えします。
あのワッカの名称は「ウインド・スクリーン」または「ポップ・スクリーン」と言います。
口の前に手をかざしてみてください。
そして「あ・い・う・え・お・・・・・」と喋ると、
特に「ぱ・ぴ・ぷ・ぺ・ぽ」の時に手に息が良くあたるでしょ?
その息(風)が大敵でそれが直接マイクにかかると
「ボコッ」と言う不快なノイズになってしまうのです。
カラオケに行って歌った時にもなってるはず!
それを防ぐために丸い木枠(手芸の時に使うようなヤツ)にストッキングを取り付け、
それをマイクの前にセットし、直接息がかからない様にしているのです。
同様にLIVE等のハンドマイクで歌う場合はスポンジ状の物を使いますが、
それも「ウインド・スクリーン」です。
以前、奥田くんのレコーディングで
「それだったらストッキングを頭にかぶってやってみよう」
と言う事になったのですが、さすがにまともに歌えなかったですね。
イケサンさん
こんにちは。イケサンです。
宮島さんのMIXしたユニコーンのアルバムを聞いて以来、
宮島さんの大ファンです。質問なのですが、
私のような貧乏人にも購入できかつ宮島さんが「こいつはいい!!」と思う(もちろん音が)
ステレオコンプレッサーはないでしょうか?プロのエンジニアの方に聞いても
「安い機材なんか使ったこと無いからわからん」なんていわれてしまいそうですが・・・
予算は3~5万と言ったところでしょうか。
あともう一つお伺いしたいのですが、
たとえば椎○林檎さんの「本能」やDr.ストレ○ジラヴの「手のひらの中のFreedom」
(宮島さんの仕事じゃ無くてごめんなさい)のような、
ドラムなどが歪んでる迫力ある音をつくる場合、どの様にした方がよいのでしょうか。
卓の中で歪ますのか、それともアナログMTRで過大入力させるのか、
もしかしてサンズアンプのようなエフェクター?・・う~ん?
宮島さんならどのようにしますか?
いつぱい質問したいことがあったんですが、またの機会にします。
お忙しいところ失礼しました。
ありがとうございます。
確かにプロのレコーディングでは高価な機材を使うことが多いですが、
決して値段では無いですよ。
僕が良く使うのは「BEHRINGER」と言うメーカーの
『MDX-2100』ステレオ・コンプレッサーです。
買い値は\25,000程だったと思います。
これはE・ギターの録りなんかで良く使います。
PUFFYの「海へと/プールにて」ではVOCALにも使っています。
「BEHRINGER」もそうなのだけど、あと「dbx」などにも
安くてよいサウンドの製品はたくさんありますよ。
ドラムの歪みは、ん~さてどうしましょうか?
歪ませ方としては
1.マイク・プリアンプで歪ませる
2.録音レベルを上げて歪ませる
3.コンプレッサーで歪ませる
4.ディストーション系のエフェクターで歪ませる
ETC.
ですが、4.だと上手くやらないと歪み過ぎて
逆に迫力の無いサウンドになる危険性があるので注意したいですね。
この手のエフェクトはとにかくやってみて試行錯誤していく中から
カッコ良いものを探して見た方がいいかも。
毎回同じ結果が生み出せるとは限らないので
いろいろ試して自分の納得する方法をみつけてください。
tosimitu someyaさん
今回のGOLDBLENDで、アナログ盤とCDを両方買ったのですが、
二つ聞きくらべると、アナログ盤の方がかなり音が小さいのですが・・・
他のレコードを聞いてみたのですが、普通に大きな音で聞こえます。
わざと小さめの音で録音されているのか、
それとも、私の買ったレコードがおかしいのでしょうか?
ボリュウムを大きくして聞けば特に問題はないみたいですけど、
そのままボリュウムを絞らないで、CDを聞いてしまうと大音量でビックリします。
どうぞよろしくお願いします!
なかなか鋭い質問ですね! よくぞ気付いたって感じです。
アナログ盤のレコード(LP)は直径約30cmで実際に音が収録されているのは
外周から8~9cmの所までですよね。
これは片面に4曲入っていようが7曲入っていようが
同じ情報量しか収録できないと言う事なのです。
アナログ・レコードはレコードの溝を針がトレースしてその振動を音に変えている訳ですが、
音の大小・良し悪しは全てこの溝の状態で決まってしまいます。
スピーカーを考えて見てください。
スピーカーから大きな音が出ている時、スピーカーは前後に激しく動きます。
つまり音のエネルギーは振動の大きさで決定されるのです。
「GOLDBLEND」は片面26分近く収録されています。
だから必然的に溝の幅を狭くして多くの曲を入れなければならないのです。
そうすると大きく振動させるような幅が取れないので
短い分数のレコードよりもレベルが小さくなってくるのです。
昔、CDが出現する前のアナログ・レコードだけの時代。
その頃は片面20分程度がひとつの目安だったのです。
だから現在のように1アルバム12~15曲も入っているレコードは無く、
8~10曲くらいが妥当な所でした。
なので買ったレコードがおかしいことはありません。
ビックリしない様にボリュームをこまめに動かしてくださいね。
じゅりあーのさん
宮ちゃんはじめまして。素朴な質問ですが、
パフィーの新曲「海へと/プールにて」は両A面ということですが
カップリングではなく両A面という言い方をするのはなぜでしょうか。
原田さんに答えていただきました。
両A面というのはレコード会社が勝手にそういうモノであって
ほとんどアーティスト側から名付けることはありません。
まあCMタイアップなどがついているとき
スポンサーさんに気を使って(お金は使わず)そうすることもある。
曲が馬鹿みたいに良い場合、古くはビートルズの
「ストロベリー・フィールズ・フォーレバー/ペニー・レイン」
新しいところではパフィーの「海へと/プールにて」がありますです、はい。
でもCDシングルが主流になった今、
どー考えても1曲目がA面、2曲目がB面ってことになるのでは?
SHIGEZOさん
アナログディレイとデジタルディレイの違いを教えてください。
あと、モジュレーションって何ですか?
アナログ・ディレイは大きく2つに分類される。
1つはアナログのテープ・レコーダーを使ったテープ方式。
これは3ヘッド(消去・録音・再生)タイプのテレコの録音ヘッドと
再生ヘッドの時間的なズレを利用したもの。
テープ・レコーダーに入力された信号は録音ヘッドからテープに録音され、
すぐその隣にある再生ヘッドにより再生される。
この時2つのヘッドには物理的に距離があるため入力された信号よりも遅れて再生される。
そして、テープ・スピードを早くすれば短いタイムになり逆に遅くすれば長いタイムとなる。
また録音・再生2つのヘッドの距離を近くすれば短いタイム、遠くすれば長いタイムになるわけ。
もう1つは電子式のアナログ・ディレイ。
これはBBDと呼ばれる遅延素子(詳しくはさっぱりわかりません)
を使い電気的に音を遅らせるもの。
電子式はあまり長いディレイ・タイムをとれないのが欠点だけど、
ギター用のコンパクト・エフェクターにはいいかもしれない。
デジタル・ディレイは信号を一度デジタルに置き換え
それをメモリーし、設定した時間で呼び出すと言うもの。
現在は値段も下がり最も一般的。
モジュレーション(Modulation)とは、直訳すると「変調」と言う意味で、
まんま「調子を変える事」とでも言いましょうか。
ディレイの場合には音を揺らす時に使われる言葉ですね。
PUFFYの「プールにて」のSYNTH・STRINGSにはこのモジュレーションをかけています。
LYNXさん
はじめまして。音に関する質問ではないんですが、
前から気になっていた事があります。
たまにCDのクレジットで、
「マニュピレーター」という仕事をなさってる人の名前がのっていますが、
その人はどんな仕事をする人なのか教えてください。
よろしくお願いします。
始めに、僕の関わっている現場では
この「マニュピレーター」と呼ばれる人間がほとんどいないので
正確さを欠くかも知れません。
80年代に入りシンセサイザーの発展は目を見張るものがありました。
それと同時にシーケンサーと呼ばれる自動演奏も徐々に普及し始め
RECORDINGは多種多様の様相を呈してきた。
それまでリズム楽器と言えばドラマーやパーカッショニストが
実際にスタジオで生で演奏していたし、
弦楽器や管楽器も各プレーヤーがやって来て演奏していた。
それがリズム・マシーンやシンセサイザーに取って代わるようになってくる。
当時シンセサイザーは大変高価だったし、
一機種では限られたサウンドしか得られなかったので、
個人で満足のいく機材を全て揃えるのは至難の技だったのである。
更にシーケンサーもDTMが全盛の昨今の様には一般的では無く、
それを使いこなすにもかなりの知識を必要としていた。
そこで登場してきたのが「マニュピレーター」なのである。
プロデューサーやアレンジャーの要求するサウンドを素早く、また的確に用意する・・・・・。
しかし現在では完全に打ち込み、または打ち込みも併用している音楽が大半を
占めているため「マニュピレーター」と呼ばれるよりも
「プログラマー」と呼ばれる事の方が多いみたいです。
uskさん
はじめまして。いつも楽しく拝見させていただいています。
早速ですが質問です。奥田氏の最新アルバム「GOLDBLEND」の中の
“イオン”という曲の歌い出しの「ああ~」の前にかすかに「ああ~」と入っていますよね?
ヘッドフォン等で大音量で聞かないとわかりませんが確実に入ってると思います。
多分、テープを逆回転にしてディレイをかけたのだと思います。
しかし、聞こえるのはこの部分だけです。
この後はオケが入ってくるせいもあって、聞きとろうにも聞き取れません。
ユニコーンの「ターボ意味無し」のボーカルにもにも同様のエフェクトが
かけられていますがこちらは全編にわたってはっきりと確認できます。
「イオン」の場合は全編にかけられているのでしょうか?
アタマだけだとしたらどのような意図でかけられているのですか?
(ヒゲとボインの時のインタビューでは奥田氏はゴースト効果を狙ったとありました)
是非ご回答をお願いします。
相当大きな音量で聴きましたね(笑)。
『ヒゲとボイン』の「ターボ意味無し」、懐かしいですね。
あの時はハッキリと狙ってあのEFFECTを使ったのを憶えています。
アナログ・マルチテープを逆さにセットし
VOCALにDELAYを付けそれを別のチャンネルに録音します。
そしてテープを正常にもどして再生すると
実際の時間軸より前にもVOCALトラックが出現すると言うわけです。
で、何を狙ったかと言うとアナログ・レコードのゴースト現象で、
レコード針が隣の溝の音を微かに拾い実際に音が出てくる場所よりも
早く聞こえてくる感じを出そうとしたのです。
今回の「イオン」ですがちょっと違うのです。
正確に言うとあれは「アナログ・テープの転写」なのです。
テープは必ずリール(REEL)に巻き取られますよね?
この時音が一箇所入っていたとするとその場所の内側と外側に重なる部分が出てきます。
こうなるとアナログの特性で重なった所に音が写ってしまうのです。
これを転写と言います。
ふつう転写が目立つ場合はそのチャンネルを
MUTEすることによって聞こえなくしているのですが、
とても小さな音量でしかないので通常の楽器が鳴っているオケの状態では聞こえません。
「イオン」の歌の始まる直前はオケが薄くなっているので
あえて消さずに目立つようにしたのでした。
細かいところに気付いてくれてありがとう。
ふるんさん
宮ちゃん。スタジオでドラムを録音した時
うまく録音できなかったんですけどどうすればいいですか?
マイクのセッティングの位置やらEQやら隅々まで教えてください!!
原ボウさん
どうもこんにちは。さっそくですが宮さんに質問です。
僕は自分のバンドでデモテープを作っているのですが、
スタジオのマイクとMTR(RolandのVS840です)の都合でドラムの音を録る時、
クリック音を1トラックに入れとくと、多くて3本までしかマイクが使えません。
この本数で録ろうとすると、なかなか各パーツの音をバランス良くすることができません。
マイク3本の場合、どこにマイクをセットすれば、まとまった音が録れるのでせうか?
ちなみに、ドラムは基本的な3点セット(クラッシュシンバルは2枚)です。
どうぞご教授くださいませ。
同じような質問がきましたが、こりゃまた大変な質問ですね。
一言では教えられないので僕が思う基本となるマイキングを書きましょう。
使うのは2本のMICだけ、ダイナミック型とコンデンサー型が1本づつあるとベターです。
まずキックにダイナミック型【MD421・D112・SM57・SM58等】を使います。
ヘッドにホールが開いていればその中に5cm程入れた位置にセットします。
ホールが無ければヘッドのセンターから少しはずして距離は近いところでOK。
次にスネアの真上1mのところにコンデンサー型【C451・C414・RODE等】を
(もし無ければダイナミック型でも可)スネアを狙ってセットします。
これで完璧! EQは必要ないです。
この時注意するのが位相。
「φ」のマークの付いたスウィッチを押して低音が豊かな方にしてください。
まずこの方法で試してみてダメだったら、
先にドラムを録る場所(部屋)を変えたりチューニングを考えたり、
叩き方(プレイ)を研究し直す事をすすめます。
MICが3本の場合はオーバーヘッドを2本にしてSTEREOにするか、
スネアのオンMICとして追加してください。
けいチャンさん
すご~く素人的な質問で申し訳ないのですが、
この間TVで民生さんが録音方法を「アナログからデジタルへ」と言っていたのですが、
録音が楽という以外にどう違いが出てくるのでしょうか?
聞く方も違うのでしょうか?
今までの民生サウンドとは、違う物になっちゃったりするのでしょうか?
気になって仕方ありません・・・
こんな質問ですが、「えっ!こんな事も知らないのか!?」と思ったら教えてやって下さい。
よろしくお願いします。では、おじゃましました!
それデモテープ作る時の事だよ。
最近の民生機(みんせいき)のデジタルMTRはすごく性能が良くなり、
しかも簡単にいろいろな作業ができるからね。
でした!
マシマっちゃてる女さん
こんにちは。
ちょっと前に武田真治がビデオデッキのCMで、
「昔録画したきたない画像もこの通り!!きれいな画像で再生。」
と、いうのがあったんですが・・・。
それのカセットテープバージョンってありますか?
昔録音したカセットテープをきれいな音で再生したいのですが、
または、きれいな音でMDに移し替えたいのですが、
良い方法はありますか?
教えてください。
それでは、よろしくおねがいします。
あることはあります。
アジマス調整の付いたカセット・デッキで再生したら良いと思うけど
20万くらいしたと思うよ。
「ナカミチ」と言うメーカーのだけどすごくイイ音するよ。
最近は見かけないので中古で探してみてね。
ちなみにOTさま持ってます(中古)。
にーやんさん
さっそく質問ですが、アマチュア御用達の貸しスタジオにしては
広めの30畳くらいの部屋で練習していたときの事です。
その部屋には1面に鏡もあってフォームもチェックできるし広さ的にはうれしい限りです。
でも、すごく音が反響するんですよね。
以前(管弦楽をやってた頃)は打楽器の下に毛布を敷いたりしてたんですが、
今はわざわざ毛布を持って行くのもめんどくさく、っていうか、
それもベストな方法なのかどうかもよく分かりませんが。
音が響きすぎるもんだから、個人個人の音がぼやけてしまって、
で、余計にみんなボリュームを上げてしまって。
自分達が気持ち良いと思えるバランスでやればいいと思うのですが、
たとえば一般的に言って、
Vo, G, B, K, Drの音量のバランス割合はどのくらいが良いのでしょうか。
民生さんがスタジオで演奏するときは、どういった感じのバランスにしてるんでしょうか?
ライブホールとは違い、スタジオはスタジオにあったバランスをとってると
勝手に想像してるんですけど・・・・
でもやっぱり、スタジオによって様々でしょうね。
今回は特に「響きやすい」スタジオでの場合をお答えください。
まずリハーサル・スタジオ選びから考えると、
響きが少ない方がなにかとやり易いでしょう。
もしも壁や鏡の部分にカーテン等があれば全て閉めてみます。
だいぶ変わるはずです。
それでも気になる場合は他のスタジオに変えるしかないでしょうね。
音量のバランスはCDで聴いた時やLIVEで聴いた時に感じるままでいいのでは?
多分それが自然だと思います。
生楽器のDrumを基準にBass、Gtrの順番で決めていき、
それに合わせKeyとVoはスタジオのPAからモニターする。
これを基本として音量が足りないと感じる楽器を上げていく。
「民生さんがスタジオで演奏するときは」とはREC・STUDIOでなの?
REC・STUDIOではヘッドホンでモニターしてるからCDを聴いてるバランスに近いよ。
福井の人さん
はじめまして。宮さん。
僕はドラムを始めて、もう2年半くらいになるのですが
いまだにわからないことが一つ有ります。
それはタムなどを叩いた時に出る、
「シャァー」というあの音です。
LIVEやCDだと聞こえないのはなぜですか?
ドラムのマイクのセッティングで出ないようにするのですか?
スネアやタムのチューニングで出ないようにするのですか?
僕も色々試したのですが、やっぱり出てしまいます。
どうすれば出ないようにすることが出来るのでしょうか?
教えてください。
ちょっと意味がわかりにくいのですが、
この「シャァー」とはスネアのスナッピー(響き線)が鳴る音の事でしょうかね?
オーソドックスなチューニングをした場合、
特に気になるようなことは普通は感じないし
ドラムをキットで叩いている時は特に目立たなくなりますよね。
楽器どうしの発する周波数が近い場合、
1つを鳴らすと共鳴して別のも鳴ってしまします。
それを回避するにはチューニングを変えてピッチを変えればいいのですが
「福井の人」さんはそれを実行しているのですよね?
後はスネアのスナッピーをきつく張ることくらいしか思いつかないですね。
それとドラムのヘッドは表と裏があるのでそれぞれを忘れないでください。
ちゃんとした答えになってないかもしれないですが、どうですか?
Keita Moriさん
こんばんわ。京都でバンドをやってる高校生です。
我々のバンドのボーカルがマイクにくちびるを近づけるとビリビリするといって困っています。
なにか解決策はないものでしょうか?
あと僕たちのバンドに素晴らしい名前を授けていただけないでしょうか?
ちなみに、今のバンド名は「ザ・サーモンピンク」といいます。
ビリビリする時、VOCALの人はギターか何かを持っている時ですか?
もしそうであればギター・アンプのポラリティー(電源の位相)を
変えてみる方法をとってみましょう。
スイッチがあればそれを変えてみる。
無ければコンセントを逆に繋いでみて「ビリビリ」しない方にしてください。
これでだめなら「アース」を落としてみましょう。
「アース」とは洗濯機や電子レンジにもついていますよね?
機器と大地をつなぎ電位差を0ヴォルトにする事です。
これでアンプからのノイズも減ると思います。
もし、何も持ってなくて「ビリビリ」するのなら唇が敏感なのかな?
バンド名は何人かに聞いてみました。
・今ある名前を生かすなら「モンピン」mong-pingです。
あとはサウンドとか指向がわからないと名前をつけるのはむずかしい。
まあでも「ユニコーン」ってのもあったぐらいだし「あかね」とか「トプカピ」とか「ビーナス」とかでもいいのではないでしょうか?
とりわけ「茜」は京都っぽいし。
原田公一
・バンド名は「ヴァチカン」でどうでしょう?根拠はないです。
最近、ストーンテンプルパイロッツのこのタイトルのアルバムをきいているから。
バンド名は短い方がかっこいいと思います。呼びやすいし、バンド名短縮されなくていいし。
市村順一
・ビリビリしながらライブをやって、「ビリビリ・サーモン」略して「ビリモン」でどうでしょう?
ボーカルの方は感電しながらの命がけなライブが売りで、
真っ暗なステージに閃光が走るというステージ!・・・・・(すいません、調子に乗りました)
鈴木銀二郎
・今回の質問から「ビリビリ」、「ビリビリ・ショック」。
他には「KYOTO」、これなら外人にもわかり易いしね。
宮島哲博
佐々木 潤さん
プロの世界ではCDを焼く前にマスタリングという工程があると聞きます。
ただミックスダウンしたのと、マスタリングをした後では
音はどのくらい変わっているのですか?
またアマチュアレベルでもできるマスタリングを教えてください。
Mitsuko Babaさん
宮島さんこんにちは。
早速なんですけど、マスタリングのときに、いったんデジタルで取り込んだものを
後でアナログのコンプにおとすといいと聞いたのですが良く分かりません。
結局、マスタリングってなんですか???
今回この質問には日本一のMASTERING ENGINEERである
SONY MUSICの田中三一氏に御協力を頂きました。
田中氏は奥田民生・PUFFYをはじめ、
DJクラッシュ・TMRから野猿まで幅広く活躍されています。
「CDマスタリング」とは簡単に言えばCDのマスターを作る場合、1曲1曲を曲順どおりに並べその時レベルや音質など必要に応じて調整する仕事です。
スタジオでのレコーディング最終マスター(完パケマスターと呼びます)《注1》は大きく分けてデジタル・アナログ録音のどちらかになります。
デジタルの場合、サンプリング周波数は44.1・48・96KHZ、ビット数16・20・24といったようにいろいろなフォーマットがあり、また形態もUマチックビデオテープ《注2》・DAT・CDR・ハードディスク・MOなどその種類もさまざまです。CDはサンプリング周波数44.1KHZで16ビットですから同じならそのままで、また違っていてもフォーマット変換をすればデジタル上でレベルや音質調整をしてマスターをつくることができます。
アナログテープの場合は当然デジタル変換が必要です。デジタルでもダイナミックス《注3》を大きくとりすぎて平均レベルが小さかったりまた多少なりとも変化をつけたい場合はEQやコンプレッサー・リミッターなどで補正する必要があります。いずれの場合でも完パケマスターそのままということは少なくマスタリング時に調整が施されます。このときデジタルであってもデジタル特有の質感の変化、いわゆるデジタル臭さが残ります。変化するといってもその差はごくわずかでアナログにもどしたことによる差のほうがずっと大きいのです。
それでもこれを嫌う人たちは、アナログ特有の質感をほしいときはあえてアナログにもどしてデジタル変換を行います。
アナログには力強さや、温かさ、潤いなどといった持ち味があり、EQやリミッターなどが独特の「あじ」をかもしだしてくれます。しかしもとのデジタルマスターとは幾分違った質感で聴こえることは確かで、どちらを選択するかはディレクター・プロデューサー・アーティスト・レコーディングエンジニア達がマスタリングルームのモニターで聴き比べて判断します。
では具体的にどのようにしているかその差はいったいどれくらいなのかはとても難しい質問ですが、まずその差については先ほど述べましたようにマスタリング前の音(完パケマスターそのまま)は世の中に出ないわけですから体験することは出来ません。
しかしCDが発売されはじめた頃、10数年前あるいはもう少し後に発売されたある曲が最近再発されたりベストにはいっていたりすることがありますが、このとき再マスタリングされていることがあるとその差がよくわかると思います。《注4》
CDが出始めた頃はプロの世界でも今ほど音を加工したりレベル高くなどといった発想は無く、完パケマスターをできるだけ忠実にデジタル変換することしか考えていませんでした。
なぜならCDはアナログと違ってノイズが無く、レベルが多少低くても問題ないと言う考え方でした。しかし最近ではコンソールをはじめ全ての機器の性能が格段とよくなり録音しても歪みが目立たなくなり、デジタル録音にいたっては歪み皆無といわれ人工的にわざと歪みをつくるといったこともされるようになりました。そのせいか(完パケ)マスターはダイナミックレンジがひろく録音されてピークが多く、またヒップホップ・クラブ系といった曲にはあるいくつかの音だけを極端に大きくディフォルメされて録音されたりしてそのままCDにすると他のCDより小さく聴こえて印象わるく、どうしてもマスタリングに頼らざるをえなくなって、マスタリングのその重要性はますます高まっています。
しかしひとつ間違うとやりすぎになったり、もとのマスターのほうが良かったりなどと、もとのものに手をくわえるのですからとてもむつかしい技術です。
田中三一
《注》は僕からの注釈です。 BY宮島
注1》MIXDOWNしたそのもののテープ。
注2》DATの親玉みたいなもの。CD工場にはこの形態で納品する。
注3》音の強弱。
注4》たとえば同じ曲でもシングルとアルバムとで
異なったマスタリングがされている場合もあります。良く聴き比べてみましょう。
Ikuchangさん
こんにちは、はじめまして。Ikuchangといいます。
僕は自宅録音で音楽を作って楽しんでいる者です。
僕の周りには音楽はやってても
なかなか自宅でレコーディングをするという人がいません。
そこで質問させて頂きたいのですが、
MTRなどの各トラックにエフェクトをかけるとき、
リバーブやコンプなどのエフェクトもそのトラックと
同じパンに出したほうがよいのでしょうか?
それとも真ん中に出すのがよいのでしょうか?
特にリバーブのかけ方が難しく、
なかなか市販のCDのようにひとつひとつの音がはっきり出てきません。
ご教授よろしくお願いいたします。
まず、リバーブ(残響装置)とコンプ(コンプレッサーの事)は
全く違うものなのでちょっと意味がわかりません。
コンプレッサーはその音自体にかけて音を変化させるものなので
パン(PAN)がどうこうなると言うものではないですよ。
リバーブは基本的にはL・Rのステレオでリターンさせるのが一般的です。
もちろん原音と同じ位置にモノラルで定位させることも多く有ります。
自宅録音で市販のCDと同じように出来たら僕は困ったことになりますが
注意点を挙げると、まず何にでもかけない。
たとえば長いリバーブ(3.0sec程度)と短いリバーブ(1.2sec程度)を上手く使い分ける。
全てリバーブではなくディレイも使ってみる。
そんなところでしょうか・・・・・。
Masaomi Satoさん
はじめまして、突然ですが、僕は某専門学校で
レコーディングエンジニアになるために勉強しているのですが、
レコーディングやLIVERecの実習でいまひとついい音をつくれません。
とくにドラムではH,HやTOPにかぶってしまうので、
いつもドラムに時間がかかってしまいます。
そこで何かいいアドバイスをいただけないでしょうか?
よろしくおねがいします。
あと、僕が教わっていた先生が、宮島さんと同級生だったそうですが、ほんとうですか?
ドラムの録音でHiHatやOverHead(TOP)のマイクにかぶると言う表現は正しく有りません。
ドラムを録っているのですから当たり前なのです。
それが嫌ならまずシンバル以外を録って
その後にシンバル類をオーバー・ダビングするしかないでしょう。
つまり同じ空間で鳴っている音源に対して
複数のマイクを使うと言うのはかぶって当然なのですよ。
それを上手くコントロールするのがエンジニアなのです。
かぶって嫌では無くそれも実際に鳴ってる音と思いましょう。
『Q‐88』を参考に。
同級生? 本当です。
りょーたさん
宮島さんはじめまして・・・
僕は今高校3年でそろそろ進路を決めなくてはいけない時期です。
将来は音楽関係の仕事に就きたいと思ってます。
特にミキサーの仕事に興味があるのですが、
先日、東京のある専門学校の体験入学に行った時、
「最近は宅録するミュージシャンが多くなってきて
パソコンひとつで簡単にやれてしまうから、
ミキサーという仕事自体無くなっていくかもしれない。」
とゆーような事を聞きました。これってホントなんでしょうか?
これからそういった会社からの求人も減っていくのでしょうか?
こんな事を思い今すごく悩んでいます。どうか現実を教えてください。
あと僕の目標はSonyに入ってそういった仕事をすることなんですが、
自分にどれくらいの力がついてどんなきっかけで就職するのがいいのでしょう?
是非おしえてください。よろしくおねがいします。
確かに最近は安価で高性能なREC機材が普及し、
自宅でかなりのクオリティーを持つ作品を作り出すミュージシャンは少なくないですね。
将来レコーディング・エンジニアと言う職業自体がなくなる可能性も無いとは言えないでしょう。
しかし僕はそうなるとは思えません。
たとえば現在でも自宅録音してるけど、エンジニアリングはちゃんとした職業エンジニアを呼んでその人にまかせてるミュージシャンもいます。つまりアレンジや演奏に集中したいが為に専門の人間に任せた方が良い作品が出来ると思ってる人も居るわけで、そうなるとちゃんと需要が有るという事になります。
そして一番の理由は
「生の楽器(ドラム・ストリングス・ブラス等)の録音が無くなることは無い」
と思うからです。
PCによるサンプリング音源だけの演奏では実際に人間が演奏したときのグルーブやある種のハプニングが起こることが絶対に有りません。これは確信して言えます。そうなると音楽が存在する限り「レコーディング・エンジニア」の存在はやはり無くてはならないものでしょう。
その他は『Q‐15』や『Q‐29』を参考にしてください。
そしてもっと大きな目標を持ってがんばってください。
Jun&Emiko Kageyamaさん
10年前に購入した○ン○ッ○製ミニコンポで、
CDからカセットに自動設定で(レベル・バイアス共)録音していますが、
そのコンポで聞くぶんにはいいのですが、
カーステレオや他のデッキで再生すると音が小さく聞こえ、
ボリュームをあげると音がコモリます。購入当初からの症状です。
メーカー修理(今さら無理とはおもいますが・・・)以外になんとかできないでしょうか?
イコライザーを調節したり、レベル設定をせずに録音したりと試みましたが変わりませんでした。
なにか裏ワザみたいなものがあればお教え下さい!
ふむふむ。これは問題ですな。
多分みなさんも同じような経験があると思いますが、もちろん僕にもあります。
まずカセット・レコーダーの簡単なメンテナンス。
ヘッド(わかります?テープのちょうど真ん中に当るようになっている金属の部分)のお掃除です。
電気屋サンに行くと「カセット・クリーナー」とか「クリーニング・カセット」とか種類はあるのですがそれを使ってヘッドをキレイにして下さい。
もし値段が気になるなら薬局で「無水エタノール」なるものが売っているので、それを綿棒に湿らせてヘッドを拭いてあげてください。
僕等もテープレコーダーにテープをSETする時には必ずこれをやります。1日に1回は必ず掃除してる事になります。
次にそのミニコンポで録音・再生している分には大丈夫だけど、他で再生すると音がこもってしまう現象だけど、これは「アジマス」と言うのが関係しています。
テープを水平方向だとするとそれに対して『ヘッド』は本来なら完璧に垂直に接していなければならないのだけどカセット・テープ自体の持つ精度や民生機ならではの妥協の為に、それが完全ではありません。つまり同じシステムで録音・再生をするのであれば問題無いのですがそれを他のアジマス(さっきの角度が微妙に違う)のシステムで再生した場合に音が変わって聴こえてしまいます。
特に高域の落ち方が激しいため「音がこもった」感じになりやすいのです。
これは素人が簡単に手を出せるものでは無いと思うので、やはりメーカーにオーバーホールに出すのが一番良い方法だと思います。無理かもしれないけど相談してみてはどうですか?
ただ買い換えをした方が安くつく場合もあるのでその辺は検討してみてください。
無記名さん
はじめまして、宮島さん。さっそく質問です。
アコギのピックアップを買ったのですが、MTRに録音して聞いてみたら
音がぜんぜんアコギっぽくないのです。よくコンサートでアーティストの人が
使っていてスピーカーから出てくる音はとてもアコギっぽいです。
何か秘密があるのでしょうか?
秘密、なにかな?
プロが使ってるのと種類が違うのでは?
値段も違うかも?
MTRに録音するのに何故マイクを使わないの?
ん~、秘密はわからないね~?
TAKIさん
私は、現在渋谷のライブハウス・clubで活動している某インデーズボーカリストです。
今メジャー向けて頑張っています。
しかし、マイクは大事ですよね?
私の場合毎回ライブの時にPAさんに自分の声質の説明をさせていただきます。
と言うのも私の声は特殊!?難しいんですよ。
女性ですが男?と間違われた事もある!?声で低くて太くてこもりやすく、
バンドが大きく音出すとかき消されてしまう声です。
またデカイ声じゃないんでバンドとのバランスをメンバーが
よくライブやリハの時は考えてくれていますが...。
私は、見かけやせて小さく(身長150cmあるか、ないかってとこです。)
でもこのような声で歌っております。
私の声質に合うマイクを見つけしだい、マイマイク購入しよう!と思っています。
皆様、どうか良いマイクを教えてください。メーカーと片番号、値段いくらか?
できれば、一万円~五万円以内でマイクを購入したいのですが?
私に合うマイクを見つけて下さい!よろしくお願いします!
ライブが11月21日にあるのでそん時とリハの時までにまにあわせたいので...。
あっ!それと一つ質問がありまして、
8月にライブをした時にそこのハコで使わせてもらったマイクがシュアーのベータ57でした。
そん時は、私もバンドメンバーも会場の人もよく聴こえた!と同じ意見でした。
そういえば、使った感じ何か気のせいかもしれませんけど、
良かった!と感じたんですが?それって、私との声の相性良かったんですかね?では。
皆様、長々と失礼いたしました。お返事メールお待ちいたしております。
テフス 「いや~、長かったねー。どうなの最近?ドットコム」
ヤマケン 「いや~、どうもこうもないよー。皆でギロッポン方面に行っちゃうしさ~」
ハラタ 「久々に行っただが・・・さっきチェック入ったドットコム」
テフス 「録ったことも無い人に合うMICを見つけてと言われても、困ったね~ドットコム」
ヤマケン 「なんか宮ちゃんゴキゲンみたいだから、録って合うマイク見てあげればいいじゃん」
テフス 「ゴキゲンはモンちゃんじゃないの?」
テフス 「声も知らないのにMIC選べないよね」
テフス 「Beta57、良いんじゃない?」
テフス 「値段も手頃だしね」
テフス 「でもMICを変えても根本は変わらないしね」
テフス 「抜けやすい声の出し方を考えるのも手かもね」
テフス 「MICの持ち方や角度でも凄く変わるしね」
テフス 「イコライジングでも大きく変わるしね」
テフス 「あれ?」
ヤマケン 「・・・・」
ハラタ 「・・・・」
テフス 「ドラクエかい!」